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バナナペーパーで世界を救う!人と環境に優しいフェアトレード認証紙

公開  (更新)

バナナペーパーで世界を救う

 

「バナナペーパーって何?」
「バナナペーパーってどう作られているの?」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・人と環境に優しい「バナナペーパー」とは
・バナナペーパーはどのように作られている?
・バナナペーパーのメリットとデメリット
・バナナペーパーが用いられている商品

SDGs、サスティナブル、エシカルなど、人や環境に優しい考え方、取り組み、製品が注目されています。

なかでも「バナナペーパー」は人と環境の両方に良い影響を与え、私たちの身近なところにも広がりを見せている素材です。

みなさんは、バナナペーパーがどんなものでどのように作られているかご存じですか?

そこで本記事では、バナナペーパーの作り方やメリット・デメリット、製品についてご紹介します。

バナナペーパーについて知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

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人と環境に優しい「バナナペーパー」とは

バナナペーパーとは
 

バナナペーパーとは、アフリカのザンビア共和国で栽培されているオーガニックバナナの茎の繊維を原材料として作られた紙です。

バナナの茎の繊維と古紙やパルプを混ぜ合わせ、日本の伝統工芸である越前和紙の技術を使って紙にしています。

バナナの実は一つの茎に一度しか実らず、収穫後は次のバナナを育てるために古い茎を根元から伐採しなければいけません。

本来であればゴミとして捨てられる伐採した茎から繊維を取り出し、紙の原材料に有効活用してバナナペーパーが生まれました。

 

2010年から始まったバナナペーパープロジェクト

One Planet Paper(ワンプラネット・ペーパー)通称バナナペーパーは、2010年から「バナナペーパープロジェクト」として本格的に作り始められました。

2013年には紙製品メーカーや印刷会社などと協力してOne Planet Paper協議会を発足。

日本でのクラウドファンディングにより現地にバナナペーパー工場の「グリーンファクトリー」を建設するなど、さまざまな取り組みがおこなわれています。

現在もバナナペーパーを世界に広げるため協議会メンバーを募っており、発足当時は数社だったものが日本全国に33社まで増えています。

また、世界中さまざまな国からバナナペーパーを作りたいとオファーされており、グローバルブランドを目指した取り組みが進行中です。

 

2010年から始まったバナナペーパープロジェクト

フェアトレードとは「公平・公正な貿易」という意味をもつ言葉で、発展途上国の原料や製品などを適正な価格で継続的に購入し、生産者や労働者の生活改善と自立を目指すしくみを指します。

バナナペーパーは、さまざまな基準をクリアし国際フェアトレード認証を取得した日本で初めてのフェアトレード認証紙です。

 

バナナペーパーはどのように作られている?

バナナペーパーどうやって作る?

 

バナナペーパーはどのように作られているのでしょうか。

ここでは、バナナペーパーが製品として販売されるまでを見てみましょう。

 

原材料の採取

バナナペーパーの原材料は、アフリカ南部ザンビア共和国のエンフエ村で栽培されたオーガニックバナナの茎から採取しています。

栽培に関する条件をクリアした契約農家の茎だけを使用しており、採取後は村のグリーンファクトリーに搬送されます。

 

グリーンファクトリーで加工

グリーンファクトリーに搬送されてきたバナナの茎を、工場にいるバナナチームの人たちの手で加工します。

まず始めは、1m程度にカットし長さを揃えて専用の機械で余分な皮や水分を取り除く工程です。

プロジェクトの発足当時は機械などなく、全ての工程を人の手だけでおこなっていましたが、現在は一部の工程に専用の機械が導入されたことで生産効率も向上しました。

余分なものを取り除いたら繊維だけを採取し、工場の敷地内で天日干しして完全に乾燥させます。

 

繊維を船で輸送

加工された繊維は計量と梱包をし、船で福井県にある国内工場へと運ばれます。

従来は航空機で輸送をおこなっていましたが、CO2排出量を削減するために2019年から船での輸送に切り替えられました。

 

越前和紙の工場で加工

船で運ばれてきた繊維は古紙やパルプと混ぜ合わせ、越前和紙の技術で和紙のような風合いと温かみがある紙へと仕上げられます。

 

バナナの茎からさまざまな製品へ

国内工場で製紙されたバナナペーパーは、One Planet Paper協議会のメンバー企業などを中心に、さまざまな製品作り使用されています。

本来であればゴミになるバナナの茎が、エンフエ村とOne Planet Paper協議会の人たちの協力で、人にも環境にも優しい製品に生まれ変わっているのです。

 

バナナペーパーのメリット・デメリット

バナナペーパーのメリット・デメリット

 

バナナペーパーのメリット・デメリットにはどんなことが上げられるのでしょうか。

それぞれ詳しく見てみましょう。

 

人に対するバナナペーパーのメリット

バナナペーパープロジェクトでは利益の一部を教育支援に使用しており、これまで満足な教育を受けられなかった人たちへ学べる機会を与えられたのが人に対するメリットです。

また、グリーンファクトリーには多くの女性が雇用されており、女性の社会進出にも一役買っています。

仕事から得た収入で食事や飲み水を購入したり、マラリア予防のための蚊帳や治療費などをまかなえるようになるなど、バナナペーパーによって多くの村人の生活改善が可能になりました。

 

環境に対するバナナペーパーのメリット

世界では毎日約100万トンもの紙が使用されており、そのほとんどが樹木を原材料にした紙です。

紙を作るためにたくさんの樹木が伐採され、成長が追いつかず毎年多くの森が消滅しています。

森の消滅で動物たちは住む場所を失い、生態系が崩れるなどたくさんの環境問題が起きているのです。

バナナペーパーは「非木材紙」に分類され、本来であれば廃棄される茎を原材料に使用しているため木を伐採する必要がありません。

また、通常の樹木が10~30年かけて成長するのに対し、バナナは茎を切っても1年で成長再生を繰り返す1年草なので、とても早い循環で有効活用できるのが環境に対するメリットです。

 

バナナペーパーのデメリット

バナナペーパーは天然繊維で作られているため、印刷時にインクがのりづらかったり裏面にインクがうつる可能性があります。

また、一般的な用紙と比べると種類が少ない場合があり、価格も割高です。

デメリットも少なからずあるバナナペーパーですが、独特な風合いと触り心地で手にした人を惹きつけてくれます。

 

バナナペーパーが用いられている製品

バナナペーパーが用いられている製品
 

バナナペーパーは年々広がりを見せており、企業と手を組みさまざまな製品に用いられています。

現在、主にバナナペーパーが用いられている製品は以下です。

・名刺
・はがき
・紙袋
・証書
・ノート
・包装紙

バナナペーパーはSDGsにも繋がるサスティナブルな素材のため、製品を使用するだけでも社会貢献に繋がります。

また、バナナの茎の繊維の配合率によってつけられるマークが変わり、20%以上の繊維が含まれるバナナペーパーには「フェアトレード認証マーク」が記載可能です。

バナナペーパーを使用した名刺であれば名刺交換時の話題にもなり、一目でSDGsに取り組んでいる企業だと印象付けられます。

 

まとめ|バナナペーパーの輪を広げていこう!

バナナペーパーの輪を広げていこう!
 

本記事では、バナナペーパーがどうやって作られているのか、メリットやデメリット、製品についてご紹介しました。

廃棄されるバナナの茎から作ったバナナペーパーはたくさんの人の生活を改善し、環境にも良い影響を与えています。

まずは、どんな製品にバナナペーパーが使われているのか知り、身近な名刺などから取り入れてみませんか?

一人一人の小さな心がけが人と環境に良い影響を与え、バナナペーパーのさらなる広がりにも繋がるでしょう。

 

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