合同会社の名刺は表記に注意！ポイントを知って信頼される名刺を作成しよう

「合同会社の名刺を作成する場合、表記やデザインはどうすればいいの？」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・合同会社の名刺はどう表記すればいい？
・合同会社の名刺が必要な3つの理由
・合同会社の名刺を持つメリットとデメリット
・合同会社の名刺を作成する際の2つのポイント
・合同会社にふさわしい名刺の種類3選

合同会社は、株式会社とは役職名などが異なるため、名刺にどう表記すればいいのか迷う方も多いと思います。

「株式会社と同じように表記していいの？」と疑問に思っている方もいるでしょう。

そこで本記事では、合同会社の名刺の表記方法や名刺の必要性、メリット・デメリットについて解説します。

名刺を作成する際のポイントやふさわしい名刺もご紹介していますので、合同会社の名刺について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

合同会社の名刺はどう表記すればいい？

一般的な株式会社と違い、合同会社では役職者に「社員」や「代表社員」という名称が付きます。

登記簿上にも、代表者は代表社員と表記されているため、名刺にもそのままの名称で掲載しなければいけないと思っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、名刺への役職表記に法律上の決まりはないため、代表社員は「社長」や「代表」と表記が可能です。

合同会社について知らない人が見ると、「社員＝従業員」と誤解してしまう可能性もあるため、株式会社と表記を合わせたい場合は変更してみてください。

合同会社の名刺が必要な3つの理由

合同会社は会社形態が違うものの、株式会社などと同様に名刺は必要です。

名刺が必要な理由を3つ見てみましょう。

自分のことを相手に知ってもらうため

合同会社でビジネスチャンスを広げていくためには、まず「自分は何者なのか」を相手に知ってもらう必要があります。

自分の素性を明かせば相手は安心感を覚え、新たな仕事に繋がる可能性が高まるからです。

名刺は、会社名や名前、連絡先などの情報を伝える自己紹介ツールとしての役割があり、相手に自分のことを知ってもらうためには有効と言えます。

口頭では伝えられる情報が限られるだけでなく、相手にも覚えてもらえないので、名刺で正しい情報を伝えましょう。

事業内容を示すため

名刺には名前や連絡先といった自分に関する情報以外にも、事業内容や実績などの会社に関する情報も表記できます。

合同会社と一括りに言っても事業内容は会社ごとに異なるため、名刺を活用して相手に正しく伝えるのが有効です。

事業内容を分かりやすく表記しておけば、相手は「この会社であれば安心して取引きできる」と判断材料になるため、ビジネスチャンスも広がるでしょう。

相手からの信頼を得るため

名刺で自分の情報や事業内容をきちんと伝えれば、相手から信頼してもらえるようになります。

反対に、名刺を持っていなければ、相手に不信感を持たれる可能性もあるでしょう。

「ビジネスマンは名刺を持っているのが当たり前」というイメージが強いので、自分に合うデザインの名刺が必須です。

合同会社が名刺を持つ3つのメリット

必要性の内容から、合同会社の方にとって名刺は重要なツールであると分かりますが、実際にどんなメリットがあるのでしょうか？

ここでは、名刺を持つ3つのメリットをご紹介します。

自分の情報を正しく伝えられる

繰り返しになりますが、名刺には会社名や名前、連絡先などの情報を分かりやすく表記できるため、相手に正しい情報を伝えられます。

口頭での挨拶では、聞き間違いやすぐに忘れてしまうといった問題もありますが、名刺は正確な情報をいつでも確認してもらえるのがメリットです。

相手の記憶に残りやすくなる

名刺には、会社名や名前といったの基本的な情報以外にも、事業内容やプライベート情報などを自由に表記できます。

相手が興味を持つ内容を表記しておけば、周りとの差別化にもなり、インパクトを与えられます。

また、名刺は受け取った後でも情報を確認できるため、相手の記憶に残りやすくなるのがメリットです。

信頼関係の構築に繋がる

名刺で自分の情報を相手にきちんと伝えれば、信頼関係の構築にも繋がるのがメリットです。

どんな情報を表記するのか、デザインをどうするのかといった工夫は必要ですが、名刺は相手との関係を良好にするきっかけにもなります。

関係を良好にし、信頼関係を構築できれば、ビジネスチャンスも広がっていくでしょう。

合同会社が名刺を持つ2つのデメリット

メリットばかりに感じる名刺ですが、デメリットもあります。

デメリットもしっかりと理解した上で、名刺を作成しましょう。

社名の表記に注意が必要

冒頭でもご紹介したように、名刺の肩書き表記は自由に変えられます。

登記簿では代表社員でも、名刺には社長・代表などと記載できるため、分かりやすいように表記しましょう。

ただし、社名の表記には注意しなければいけません。

合同会社なのに株式会社と表記すると、会社形態を誤解させてしまうため、100万円以下の罰金を課される可能性があります。

役職表記と同じような感覚で表記を変えないようにしてください。

デザイン・印刷コストがかかる

合同会社の名刺に限ったことではないものの、名刺の作成にはデザイン・印刷コストがかかります。

とくに、相手にインパクトを与えられるようなデザイン性の高い名刺は、作成コストも高くなる傾向です。

どんなデザインにしたいか、どれくらいの費用をかけられるのか、バランスを見ながら作成しましょう。
 

合同会社が名刺を作成する際の2つのポイント

実際に合同会社の名刺を作成する際は、2つのポイントを意識してみてください。

ポイントを抑えた名刺であれば、先述したメリットも実感しやすくなります。

肩書きの表記を統一する

合同会社の肩書き表記は自由に変えられるとご紹介しましたが、社内外でばらつきがないように統一しておくのがポイントです。

定款を定めておけば、社内でどんな役職者がいるのかどんな権限を有しているのかが分かって統一にも繋がるため、名刺と合わせて用意しておきましょう。

安心・信頼される情報を含める

相手から安心・信頼されるためにも、事業内容や実績などの情報を名刺に含めるのがおすすめです。

また、業務に関する資格を所有している場合は、合わせて表記すると良いでしょう。

初対面の相手に良い印象を与えるためには、名刺の表記内容も重要になります。

どんな情報があれば安心・信頼されるのか考えて作成するのがポイントです。
 

合同会社にふさわしい名刺の種類3選

合同会社にふさわしい名刺を3つご紹介します。

取り入れやすいデザインなので、参考にしてみてください。

顔写真や似顔絵入りの名刺

顔写真や似顔絵入りの名刺はインパクトを与えられるため、相手に覚えてもらいやすくなります。

また、名刺を確認するたびに顔が目に入るため、親近感を覚えてもらえるようになるのが特徴です。

厚みのある名刺

厚みのある名刺は、誠実さや信頼感を相手にイメージさせます。

第一印象を良くして、相手との関係を良好にしていくためにも、名刺用紙の厚みにもこだわってみてください。
 

配色を工夫した名刺

ビジネスマンの名刺は、白い用紙に黒字で表記したシンプルなデザインが一般的です。

もちろんそれでも良いですが、周りと差別化をするためにも、配色を工夫してみてください。

たとえば、熱意や明るさ、元気などを印象付ける暖色系の色を取り入れたり、誠実やまじめさ、落ち着きを印象付ける寒色系のいろなどがおすすめです。

色によってイメージは異なるため、事業内容などと合わせて取り入れてみてください。
 

まとめ

本記事では、合同会社の名刺の表記方法や名刺の必要性、メリット・デメリット、作成ポイントについて解説しました。

合同会社の名刺を作成する際、肩書きの表記は基本的に自由に決められます。

ただし、社内でばらつきが出ないように、定款を定めておきましょう。

ポイントを知って作成した名刺は、相手との信頼関係を構築でき、ビジネスチャンスも広げてくれるため、ぜひ自分に合う名刺を作成してみてください。