名刺にメッセージを書いて想いを伝えよう!文例や注意点もあり
「名刺の空白部分にメッセージを書いてもいいの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・名刺にはメッセージを記入してもいい?
・名刺に記入するメッセージの文例
・名刺にメッセージを記入するときの注意点
相手に自分のことを覚えてもらうために、名刺にメッセージを書きたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、名刺には細かいマナーがあるため、どのような内容を記入したらいいのか迷うと思います。
そこで本記事では、名刺のメッセージ記入について、文例や注意点をご紹介します。
「名刺で他の人と差を付けたい」「手書きで想いを伝えたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
名刺にはメッセージを記入してもいい?
名刺は、持ち主の身元を表す大切なツールで、日本のビジネスシーンでは持ち主の分身として扱われています。
本来であれば、持ち主の分身である名刺にメモやメッセージを記入することは好ましくありませんが、内容やシーンによってはかえって好印象を与えることがあります。
相手への感謝の気持ちを記入する
名刺の裏面にあらかじめ「お時間をいただきありがとうございます」など、相手への感謝の気持ちを記入しておくと、好印象をもたれることがあります。
複数人と頻繁に名刺交換を行うビジネスマンの場合、普通の名刺ではなかなか印象に残りづらく、「誰だったかな」と忘れられることがあるかもしれません。
しかし、手書きでメッセージを記入しておけば、相手の記憶に残るだけでなく「丁寧な人」と印象付けられるでしょう。
名刺に相手への気持ちを記入し、メッセージカードのように使用するのは、ビジネスにおいて有効な手段になります。
不在時の置手紙として使用する
訪問先の相手が不在で直接会えなかったときは、名刺にメッセージを記入して訪問したことを伝えるのもおすすめです。
相手がいるタイミングに訪問しなおすのも良いですが、何度も足を運ぶとなると手間がかかります。
また、アポなしで営業をしている場合、何度も訪問するのはイメージ悪化に繋がってしまうでしょう。
名刺を置手紙代わりに使用すれば、再度訪問せずとも相手に自分の情報や気持ちを伝えられます。
メッセージの内容次第では、相手に興味をもってもらえる可能性もあるため、新たなビジネスにつながるかもしれません。
自己紹介のメッセージを記入する
初対面の相手に自分のことを知ってもらうためにも、自己紹介のメッセージなどを記入するのが有効です。
名刺の情報だけでは、お互いの深いことまでは分かりません。
しかし、取引をスムーズに進めていくためには、相手がどんな人なのか理解することが大切です。
自己紹介のメッセージを記入しておけば、会話のきっかけになり話題が広がる可能性もあります。
話題が広がれば、お互いのことも少しずつ知れるため、信頼関係にも繋がるでしょう。
名刺に記入するメッセージの文例
実際に、名刺に記入するメッセージはどんな内容が良いのでしょうか。
ここでは、先程ご紹介したシーンに合わせて文例をご紹介します。
相手に感謝を伝える場合のメッセージ
相手に感謝の気持ちを伝える場合の文例は以下です。
「お会いできるのを心待ちにしておりました。何でもご遠慮なくご相談ください。」
「本日は貴重なお時間を作っていただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
他にもさまざまな書き方があるので、相手に気持ちが伝わるように丁寧に記入してください。
訪問先の相手が不在だった場合のメッセージ
訪問先の相手が不在だった場合の文例は以下です。
「御社をご担当させて頂くことになりました〇〇です。ご挨拶させて頂きたくお伺い致しました。ご都合のよろしい時間に改めてお伺いさせていただきます」
「資料をお持ちいたしました。ご覧いただければ幸いです。ご不明点などありましたらご連絡ください」
「〇〇会社の〇〇と申します。ご挨拶させて頂きたくお伺い致しました。お力になれることがございましたら、お気軽にご相談ください」
訪問先の相手が不在だった場合、「せっかく来たのに」という思いが出てしまうかもしれませんが、記入内容はプラスになるようにしましょう。
自己紹介する場合のメッセージ
自己紹介する場合の文例は以下です。
「お客様一人一人に寄り添った丁寧な対応が私のモットーです。ご不明点がございましたらいつでもご連絡ください」
「趣味は〇〇です。週末は1日中〇〇を楽しんでいます」
「私の強みは〇〇です。〇〇を活かして御社のお力になれるよう尽力します」
自己紹介のメッセージは会話のきっかけになりますが、まったく関係のない情報を書くのは避けましょう。
可能であれば、相手の好みなどを事前にリサーチして記入するのがおすすめです。
ブランドや事業をアピールする場合のメッセージ
ブランドや事業をアピールする場合の文例は以下です。
「弊社は〇〇に特化した商品を取り揃えております。ぜひご利用ください。」
「〇〇でお困りの場合は弊社にご相談ください。」
取り扱っている商品やサービスを紹介するのもおすすめです。
あらかじめ名刺に印刷しておくのも良いですが、手書きのメッセージだからこそ魅力的に伝わることもあるでしょう。
名刺にメッセージを記入するときの注意点
名刺にメッセージを記入する場合は、注意点もあります。
メッセージの記入が逆効果にならないように、注意点を覚えておきましょう。
事前にメッセージを記入しておく
メッセージを記入する場合は、必ず相手に会う前に準備しておいてください。
相手の目の前で名刺に記入する行為は、たとえ自分の名刺であってもマナー違反です。
失礼にあたるので、事前にメッセージの内容を考えて記入しておきましょう。
メッセージはプラスの内容にする
先程もご紹介しましたが、メッセージは相手にとってプラスになる内容を記入してください。
たとえば、訪問先の相手が不在だった場合「お会いできず残念です」ではなく、「次回お会いできるのを楽しみにしています」の方が相手にとっても印象が良いでしょう。
少しでもマイナスの要素があると、相手は不快に感じてしまうため、プラスの内容になっているか意識して記入するのが大切です。
メッセージを書き込みすぎない
相手に伝えたいメッセージが多い場合でも、書き込みすぎるのはNGです。
手書きでたくさん記入してしまうと、見づらくなってしまい、相手に読んでもらえません。
伝えたいメッセージは1つに絞り、見やすいように丁寧に記入しましょう。
メッセージの記入は裏側にする
記入場所に明確な決まりはないため、余白部分を使用すれば問題ありませんが、できれば裏面に記入するのがおすすめです。
表面は会社名や名前などの基本的な情報が表記されているため、メッセージを記入するとどの情報を見ればいいか混乱してしまいます。
頻繁にメッセージを記入する方は裏面をあえて空白にし、メモ用の罫線などをデザインするのもおすすめです。
まとめ
本記事では、名刺のメッセージ記入について、文例や注意点をご紹介しました。
名刺に記入するメッセージを上手く活用すれば、相手からの印象を良くしたり、新たなビジネスに繋げられる可能性もあります。
ただし、いくつか注意点もあるため、メッセージを記入する場合は正しく理解しておきましょう。