古物商は名刺で資格の証明を!3つの必要性とメリット・デザインを解説
「古物商にも名刺は必要なの?」
そのようなご質問にお答えします。
本記事の内容
・古物商にとって名刺が必要な3つの理由
・古物商が名刺を持つメリットとデメリット
・古物商が名刺を作成する3つのポイント
・古物商にふさわしい名刺の種類2選
古物商の仕事は近年副業などとしても人気を集めているため、実際に始めたという方もいるのではないでしょうか。
しかし、活動を進めるにあたり「古物商の名刺は必要なの?」と疑問に感じることがあると思います。
そこで本記事では、古物商にとって名刺が必要な理由と名刺を持つメリット・デメリット、ふさわしい名刺をご紹介します。
まだ名刺を作成していない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
古物商にとって名刺が必要な3つの理由
古物商にとって名刺が必要な理由を3つご紹介します。
古物商の資格を証明するため
古物商として中古品の仕入れや販売を行う場合、古物商許可証を取得しなければ3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくはその両方を科せられる可能性があります。
ただ、きちんと許可証を取得して活動していれば、取引相手から「古物商許可を得た信頼できる人」と思ってもらえるでしょう。
名刺には、名前や連絡先以外にもさまざまな情報を表記できるため、古物商許可証で振り当てられた番号を載せることも可能です。
古物商許可を得ている証明にも使える名刺は、必要性が高いと言えます。
取引相手に自分の素性を明かすため
古物商は中古品を買取って販売する仕事なので、買取り先・販売先の両方に自分のことを知ってもらう必要があります。
古物商として信頼できる人と思ってもらえなければ、取引がスムーズに進められない可能性もあるからです。
名刺があれば名前や連絡先などの情報を表記できるため、自分の素性を明かして相手へ安心・信頼感を与えられます。
名刺をきっかけにコミュニケーションを深められれば、取引自体がスムーズに進められるので、名刺は必ず用意しておきましょう。
店舗や業者と交渉をすることもあるため
古物商は、買取り時に店舗や業者の方と直接やり取りをする機会があります。
初対面の相手には、名刺交換で自分のことをきちんと伝えなければいけないため名刺は必要です。
名刺交換を求められなかったとしても、「古物商の〇〇と申します」と名刺を渡せば、「丁寧な人」と好印象を与えられることもあります。
ビジネスマンほど名刺を活用する機会は多くありませんが、すぐ渡せるように持ち歩いておくのが大切です。
古物商が名刺を持つ2つのメリット
古物商が名刺を持つメリットを2つご紹介します。
安心・信頼感を与えられる
古物商の名刺は、相手へ安心・信頼感を与えられるツールになるのが最大のメリットです。
必要性でもご紹介したように、名刺に古物商許可番号を表記しておけば資格を持った信頼できる人と思ってもらえます。
また、自分の素性を明かすことで安心感も与えられるでしょう。
名刺だけで関係が構築できるわけではないものの、安心・信頼のきっかけになると言えます。
人脈を拡げられる
古物商の仕事は一人で行うイメージが強いものの、買取り先や販売先の方と接する機会もあります。
また、古物市場や古物商に関するセミナーなども開催されているため、参加すれば同業者の方と接することも多々あります。
名刺があれば、取引相手や同業者問わずさまざまな人との名刺交換が可能です。
名刺で自分のことをアピールできれば、人脈を拡げることにも繋がります。
古物商が名刺を持つ2つのデメリット
古物商が、名刺を持つデメリットを2つご紹介します。
名刺だけでは売り上げにアップにならない
古物商に限ったことではありませんが、名刺だけで売り上げアップに繋がるわけではありません。
古物商の名刺は資格の証明になったり信頼感を与えるといったメリットがあるものの、きっかけに過ぎないと覚えておきましょう。
ただ、古物商で名刺を持っている人はまだまだ少ない傾向にあるため、取引相手に丁寧に渡せば好印象を与えられます。
表記内容などを工夫して、上手く活用してみてください。
また、名刺のデザインを工夫して売上アップにつなげたい方は、下記の記事をご覧ください。
» 面白い名刺でインパクトを残して売上アップ!ユニークなデザイン5選
名刺作成に手間とコストがかかる
名刺作成には、少なからず手間とコストがかかります。
せっかく名刺を作成しても活用できていなければ、手間とコストだけがかかってデメリットに感じてしまうかもしれません。
しかし、最近は名刺のテンプレートなども多数用意されているので、自分に合ったデザインを活用すれば手間なく作成できます。
また、名刺を上手く活用すれば取引拡大にも繋がるため、コスト面もクリアできるでしょう。
古物商が名刺を作成する3つのポイント
実際に、名刺はどのように作成すれば良いのでしょうか。
ここでは、ポイントを3つご紹介します。
古物商許可番号を表記する
名刺の必要性でもご紹介したように、古物商許可番号は正確に表記しておいてください。
番号が表記されていることで、きちんと資格を持った古物商であることの証明になります。
名前や連絡先と合わせて、以下のように表記するのがおすすめです。
古物商許可番号:第〇〇〇〇〇号
表記する場所に決まりはないものの、名前と合わせて見やすい位置にレイアウトしましょう。
事業内容を分かりやすく表記する
名刺の裏面には、事業内容などを表記するのがおすすめです。
たとえば、古物商としてどんな商品をメインに取り扱っているのか、ジャンルを表記しましょう。
洋服や貴金属、家電、骨董品など、ジャンルを表記しておけば取引きがスムーズに進みやすくなります。
メインとしているジャンルがある場合は、アピールのためにも積極的に表記してください。
個人情報の表記は慎重に
古物商の方の多くは個人で仕事を行っているため、事務所などを構えず自宅を拠点にしていることも多いと思います。
名刺には、電話番号や住所などの個人情報も表記する必要があるものの、自宅で仕事をしている場合は慎重に考えてください。
個人情報にあたるため、表記に不安を感じる場合はレンタルオフィスなどの住所を活用するのがおすすめです。
費用はかかりますが、自宅の住所を表記する必要もないため安心です。
古物商にふさわしい名刺の種類2選
古物商にふさわしい名刺を2つご紹介します。
写真や似顔絵入りの名刺
取引先の方に自分のことを覚えてもらい、安心・信頼感を与えるためにも、顔写真や似顔絵入りの名刺がおすすめです。
顔写真や名刺があれば名前と顔が一致するため、印象に残りやすくなります。
自分のことを覚えてもらえていれば取引きもスムーズに進められるでしょう。
» 名刺に顔写真を入れる5つのメリット|作成時のポイントも解説
相手に与えたいイメージで作成した名刺
名刺で相手にどんなイメージを与えたいか考えてデザインを決めるのも重要です。
たとえば、「若い世代向けの洋服やカバンなどをメインに扱っているから、親近感を与えたい」という場合、名刺はポップなデザインが向いています。
字体やカラーなどで明るい印象にし、用紙も薄めのものを使用すると良いでしょう。
反対に、「貴金属をメインに扱っているから、信頼感や重厚感を与えたい」という場合、字体やカラーなどで落ち着きのある印象にし、用紙は厚めのものがおすすめです。
古物商の名刺を作成する際は、相手にどんなイメージを持ってもらいたいか考えてデザインを決めてみてください。
まとめ
本記事では、古物商にとって名刺が必要な理由と名刺を持つメリット・デメリット、作成のポイント、ふさわしい名刺をご紹介しました。
古物商の名刺は、資格を証明したり信頼感を与えられる重要なツールになり得ます。
名刺を持っている人は少ないかもしれませんが、取引きをスムーズに進めるためにもできるだけ早く用意しましょう。
弊社でも古物商の方に合う名刺を多数用意していますので、ぜひ合うものを探してみてください。